大久保忠男氏を悼む(2)

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昨日に引き続き、亡き大久保氏のFBの記事を。
マスターBとは哲学者ベルグソンとのこと。
 
大久保氏の文中の言葉を借りて、
私なりにまとめてみると。
「絶対的に正しい答え」を目指さず、
「対象そのものに向か」えば、
「全体の大きな流れのようなものが見えて」きて、
「あなたに語りかけてくるだろう」
「あなたが出発できるリアリティの原点」は、
「経験に根ざし」ている。

宇宙のシステムは、
まさにそのようにできていると思うのですよ。
ニュートラルな思いで、
対象が語りかけてくるのを待とうではありませんか。
私のおしゃべりはこれくらいにして、
大久保氏の記事とコメントを以下に。

 
゜+.――゜+.――゜
 

マスターBが<人間の謎>について語る(2) 2016年11月2日
 

私たち人間はどこからやってきたのか?
私たち人間とは何か?
私たち人間はどこへゆくのか?

普通に働き日常生活を営んでいる人達の心に時折浮かんでは消える、
このような素朴な問いをとりあげようではないか。
専門用語の厳密さなどに気をとられて回り道をするのではなく、
問いのまっただなかへ飛び込むのだ。

まず、ささやかな事実からはじめよう。
絶対的に正しい答えというようなものを目指すのではない。
人間の在りかたについての重要な問題では、
数学的に演繹し得るような原理はない。
諸々(もろもろ)の対象を包み込む原理にとらわれないで、
対象そのものに向かうこと。
そこに、ささやかな事実を認めることができるだろう。

経験のさまざまな領域には、さまざまな事実がある。
それらは、事実の諸系列を持っている。
それらの諸系列はそれぞれがひとつの方向を有している。
これらの方向を引き伸ばすと、
全体の大きな流れのようなものが見えてくる。
それらは、蓋然性にとどまりながらも、あなたに語りかけてくるだろう。

語りかけてくるものは、経験に根ざしており、
思弁的なものから遠く離れているはずだ。
そこに確かな接触がある、、、
そこにこそ、あなたが出発できるリアリティの原点があるのだ。

 

・・・・・

 
以下コメント

私:(1)に引き続き、同じタッチの語り口ですね。なんという温かさ!
人という存在に対して、徹底的に寄り添おうとする姿勢に圧倒され感銘を受けました。
まさにリアリティの原点を見る思いです。

大久保氏:ありがとうございます。励まされます。
 

゜+.――゜+.――゜
 

今日の写真はチョウジソウと光
花言葉は「威厳、神聖」

 

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