アンズのつぶやき 223 【ヒナタノオトさん】

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【ヒナタノオトさん】
 
空色の扉を開けると、
そこは、
ヒナタノオトさんの世界。
何人もの作家さんの手仕事によって
形を与えられた工芸品のショップ。

http://www.hinata-note.com/
 
扉を開けて、
その、静謐な世界に、
私は、
身体ごと入って行く。
 
すぐに、
店内のエーテルに私のハートが
ブルルと呼応する。
そして、
静かに脈打つ。
これは、
ヒナタノオトさんと私が
融け合ったとのサイン。
 
どの工芸品も、
その作家さんの誠実さが表れ
美しい。
 
今日のお目当ては、
かねてから我が家にと
心を向けていた
石渡磨美さんの耐熱の器。
フォルムの美しさもさることながら、
オーブン、トースター、魚焼きグリルで
使うことができるという優れもの。
更には、使い込むと、
釉薬の色が徐々に深みを増すとのこと。
 
この器は、
食器棚にしまい込んでしまわないで、
常時、テーブルに置いて、
家族がいつでも手を伸ばせるように、
おみかんをのせておこう。
そうすれば、
いつだってこの器と
生活を共にすることができるから。
 
私はお金持ちではない
という現実に生きているので、
今日は、
家に連れて帰るのは、
石渡磨美さんの器一つだけ
と心に決めて、
出かけたにもかかわらず、
作家さんの美しき想いがモノとなった
一つ一つに心を向けるともう大変。
なんと今日は
二つ目に手を伸ばしてしまった。
財布の紐が緩いぞ、
大丈夫か私!(笑)
 
ヒナタノオトというのはお店の名なのに、
どうしてもヒナタノオトさんと
さん付けで呼びたくなる。
人格を感じるからだ。
ほっこりとした柔らかさと
凛とした清潔な気高さの
対局を兼ね備えて
真ん中の道を行くお店。
 
お店の中にいると、
浄化されるようだ。
いつだって
ついつい長居してしまう。
 
ヒナタノオトさんの
この調和した空気感を
誰も損ないたいと思わないだろう。

 

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