黄金の観音様

with コメントはまだありません

 

 

 

3月14日の記事「小さい良子ちゃん」の続編。
インナーチャイルドに関心のある方向け。
 

2013年7月
 
この頃、瞑想中、あるいは、夢を見ている間に、
何人ものインナーチャイルドを救出する私だった。
 
ある時、
いつもの小さい良子ちゃんより、
少しばかり大きいかなと思われる
微動だにしない真っ黒な存在が現れた。

大きく見開いた目。
まっすぐ立っている。
心臓を突き刺されても倒れそうにない。
姿は小さいけれど、弁慶のよう。
この存在も小さい良子ちゃんだと感じられる。
満身創痍を思わせるが、
ただ傷ついた良子ちゃんではない。
妥協しない存在。
誇り高い存在。
もしかして、
小さい良子ちゃんのリーダー的存在ではないかしら…。
そう思って、小さい良子ちゃんたちがいる古民家へ
連れて行った。

古民家にいる沢山の小さい良子ちゃんたちが、
わらわらと迎えに出てきて、
ぐるりとその黒い存在を取り囲み、
手分けして真っ黒な身体を拭き、磨き始めた。
果たして、黄金に輝く観音様が現れた。
真っ黒だったのは、
表面の傷跡が黒く見えていただけ。

古民家の奥にその黄金の観音様はお座りになり、
小さい良子ちゃんたちは車座に正座し、
尊敬の眼差しをこの観音様に向ける。
ああ、やはりリーダーの役割を担っていたのだ。

そして、私に向かって言葉を下さる。
黄金の観音様:ビジネスを行動に移しなさい。
私を助けるために。
私:あなたを助けるため?
黄金の観音様:そうです。私は肉体がないから、
あなたに行動して欲しいのです。
「え~っ!」と私はびっくり。
今にして思えば、「天空の扉」ビジネスに着手しなさい、
ということだと分かるのだけれど、
このころはまだまだ分からなかった。

それからというもの、
私が見つけ出し、救出したインナーチャイルド、
小さい良子ちゃんは、古民家で、
リーダー的存在である観音様と生活を共にしている。
 
2013年10月

寂しがり屋の良子ちゃんの救出劇を以下に。

「さびしいよ~」という声が私の内側から聞こえた。
思わず私も「さびしいよ~」と声に出してのひとり言。
その言葉を抱き寄せて味わってみた。

私:この言葉の主は誰?どんな小さい良子ちゃん?寂しがり屋の良子ちゃん?
わかった~、さびしがり屋の良子ちゃんが、
「だってだって一人でいたくない、一人じゃつまんない。」って言っているんだね。
「さびしがり屋の良子ちゃん、だっこして揺すってあげよう。」

と声をかけると、
下唇を出して、まんざらでもない様子で、だっこされに登場。
一緒に寂しさを味わってみる。

 

さびしがり屋の良子ちゃん:あのね、あのね。
さびしいんだねっていってもらいたかったの。
さびしがってはダメじゃなくて、
もっとたのしいことに目をむけなさいじゃなくて・・・。
さびしいっておもっていることをわかってもらいたかったんだよ~。
それだけだったんだって、わかったよ~。
大きい良子ちゃんに、さびしかったんだね~っていってもらってだっこされて、
かわいいねっていわれて、愛しているっていわれて、
そうしたら気が済んだよヨ!
ありがとう。大きい良子ちゃんありがとう!
さびしがり屋の小さい良子ちゃんはとっても嬉しいよ。
今まで、『さびしがりやの良子ちゃん』て名前がなんかいやだったけれど、
それで下くちびる出て来たけれど、
今はその名前気に入っているよ。
だって大きい良子ちゃんがかわいいっていってくれたからだ☆。
嬉しいな、小さい良子ちゃんがピョンピョンしているの分かる?
これからは自己紹介で「私はさびしがり屋の良子ちゃんです」
って大きい声で自分のこと言うんだ。
さびしがり屋でも愛される価値はある、なんちゃって。(笑)
さびしがり屋の良子ちゃんも古民家へ連れてって~。
早くみんなに会いたい。
そして自己紹介するんだ。
楽しみだな~。
大きい良子ちゃんと手をつないでいく~!

私:よし行こう!

と古民家へ行く。
黄金の観音様は、背中からの羽根を大きく広げて、
小さい良子ちゃんたち全員を抱いていた。
さびしがり屋の良子ちゃんを見つけて、大歓声。
拍手で迎えられる。

「さびしがり屋の良子ちゃんです。お待たせしました。よろしくお願いします。」
とご挨拶。
さびしがり屋の良子ちゃんは、白いハンカチをたたんで、
そこに、
「さびしがり屋の良子ちゃん」
と書いて、得意そうに皆の前へ。
すぐにとけこんでしまって、私に向かって言う。
「ネームプレートハンカチは外さないでおくよ。大きい良子ちゃんにわかるように。」
ですって。
「さびしがり屋の良子ちゃんは、親切な良子ちゃんでもあるんだネ。」と私。
めでたし、めでたし。

 

゜+.――゜+.――゜
  
今日の写真は
黄金に輝く赤いバラの実

 

∴..∴..∴..∴..∴

 
スピリチュアル・カウンセリングルーム

「天空の扉」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です